豊かな自然と美味しいおそばに引き寄せられてか、多くの人々で賑わう深大寺。春は桜に、秋は紅葉と、季節ごとに表情を変える深大寺エリアは何度行っても楽しめるオススメスポットです。著者も行くたびに癒されるので、気がつけば年に何回も訪れています。そんな深大寺好きが深大寺の観光ですべきこと十選を紹介したいと思います。併せてオススメのおそば屋さんも紹介します!
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1 深大寺を参拝して御朱印を拝領する
深大寺の本堂。その歴史は733年までさかのぼり、東京では浅草寺に次ぐ歴史あるお寺です。深大寺エリアの中心に位置するので、お蕎麦目当ての人も、神代植物公園へ向かう人も、一度立ち寄ってみても損はないはずです。
お寺を参拝したらぜひ拝領したいのが御朱印。昨今の御朱印ブームで、御朱印集めされている方も多いですよね。もちろん、深大寺にも御朱印があります。
御朱印をもらうのに必要なのものといえば御朱印帳。すでに持っている方も多いと思います。
これは深大寺の御朱印帳です。御朱印所で1500円で拝領することができます。
深大寺では3種類の御朱印があります。
無量寿 本堂に祀られている宝冠阿弥陀如来像の御朱印
白鳳仏 東日本最古の釈迦如来像として国宝に指定されている釈迦如来倚像の御朱印
元三大師 厄除元三大師の御朱印
以上の三つです。それぞれ500円で、御朱印所で選ぶことができます。写真は元三代師の御朱印です。
深大寺の御朱印は一枚、一枚手書きで書かれます。また、御朱印ブームもあって土日は本当に混雑しますので、時間の余裕を持って行くことをオススメします。
2 深大寺そばを味わう
水が豊かな深大寺は古来より蕎麦作りが盛んな地域でした。そのせいもあって、深大寺エリアには二十数店舗もの蕎麦屋が軒を連ねます。選択肢は多いのは嬉しいことだけど、どこに行けばいいのか迷う。本記事では私的好きな蕎麦屋を紹介します。
「湧水」
深大寺で行列が絶えない人気店といえば湧水。並ぶ人のために結構な数の椅子が店頭に置かれているのですが、それでも足らずに店からはみ出して行列ができることもしばしば。
深大寺の参道からは離れているのですが、バス停の近くにあるので便利ですね。
時期によって茨城産の常陸秋そば、北海道産粗挽きそば粉、福島産粗挽きそば粉蕎麦などを使い分ける湧水の蕎麦は並んでも食べる価値ありの絶品です。
湧水もりそば 750円
どの蕎麦も美味しいのですが湧水の目玉は9割蕎麦の湧水もりそば!風味が格別で長い行列ができるのも頷ける味です。
ただ量がやや少ないので、たくさん味わいたいという方は大盛りで注文した方がいいかもしれません。
2018年6月現在、湧水のホームページからクーポンを印刷して持って行くとそば羊羹が無料で付いてきますよ。甘いものが好きな方にはぜひオススメします。
湧水
住所
東京都調布市深大寺元町5-9-1
営業時間
10:30-17:00(延長もあり)
定休日
木曜
「きよし」
湧水ほど行列ができるわけではありませんが、やはり昼時になると店の前には行列が。比較的店内はこじんまりとしていますが、湧水と同じくバス停に近いので便利です。
きよしで是非食べて欲しいのが鴨のたたき。
鴨は柔らかく、非常に味わい深いので酒のつまみとして最適です。付け合わせの柚子胡椒やわさびにもよく合いますね。鴨せいろを頼んでも鴨のたたきが付いてきます。
細麺のそばも丁寧な味わいで、喉越しよく頂けます。
きよし
住所
東京都調布市深大寺元町5-12-2
営業時間
11:00~18:00
定休日
月曜日 第1・3火曜日
「すずめのお宿」
雀のお宿は深大寺の参道沿いにある、風情のある店。お宿の名の通り、門構えは老舗旅館のような佇まいがあります。
雀のお宿に限らず、参道沿いのお蕎麦屋さんは深大寺の豊かな自然の中でお蕎麦を楽しめるのも魅力ですね。
落ち着いた雰囲気の店内で食べるお蕎麦はやっぱり上手い。深大寺でたくさん歩いて、蕎麦屋をはしごするのもいいですね。
雀のお宿
住所
東京都調布市深大寺元町5-12-2
営業時間
[月~金] 11:00~18:00 [土・日・祝] 11:00~19:00
定休日
無休
「玉乃屋」
神代植物園の深大寺門のほど近くにある玉乃屋。晴れていて暖かい季節なら、外の席で食べるのがオススメです。植物に囲まれて自然と一体になっている店で、森林浴をしながら食べる深大寺蕎麦は格別です。
太打ち田舎せいろ 十割蕎麦 1000円
蕎麦粉は全て石臼で引かれた自家製粉。太く切られた十割蕎麦の田舎せいろは、ガシガシっと食べ応えのある麺で、そばの風味が十二分に楽しめます。
一口に深大寺そばといっても各店それぞれに特色があって、食べ比べると面白いですね。
玉乃屋
住所
東京都調布市深大寺元町5-11-3
営業時間
9:30〜16:00
定休日
月曜日
新そばの季節に開催される深大寺そばまつり
新そばの季節、深大寺では深大寺そばまつりが開催されます。2018年の開催日は11月24日〜12月2日。
先着200名の絵馬を購入すればそばまつり期間中「少なめ盛り」(500円)が特典として注文でき、そばの食べ歩きにはうってつけです!100円の割引券が五枚ついてくるのでかなりお得感があります!
他にもそば守観音供養祭が行われ、特別な献上そばが深大寺の庫裡で提供されます。まさにそば好きにおすすめのお祭りです!
3 深大寺ビールを飲む。
ご当地の地ビールを味わうのも旅の楽しみというもの。深大寺にも地ビールがあります。深大寺ビールです。
深大寺中の店で売られている深大寺ビールは、深大寺水系の天然水を使った地ビールで、ピルゼンタイプと呼ばれるスッキリしたビールと、ミュンヘンタイプと呼ばれるコクのある黒ビールの2種類があります。
個人的にはスッキリしたピルゼンタイプが好きですね。価格は蕎麦屋で注文すると500円から550円のところが多いようです。
4 沿道沿いで色々食べる
お蕎麦でお腹が膨れたものの、食後に甘いものが食べたくなったら、沿道沿いのお蕎麦屋さんやお茶さんでは店先で団子や蕎麦まんじゅうを買いましょう。
写真は八起(やおき)。八起はお蕎麦でも有名ですが、甘味処でもあります。
そばまんじゅう100円
深大寺はやはりお蕎麦!蕎麦まんじゅうなんかも売っています。
団子 100円
他にも沿道沿いの店は店頭でおやきや深大寺ビールなんかを売っていますから食べ歩きしてみるといいと思います。
八起
住所
東京都調布市深大寺元町5-13-6
営業時間
9:00〜17:00
定休日
火曜日
5 鬼太郎茶屋で妖怪と会う
2018年にまたもやアニメ化され、世代を超えて愛されるゲゲゲの鬼太郎。作者である水木しげる先生は調布市に五十年以上も在住された、調布市名誉市民。そのゆかりもあって、調布市内には鬼太郎ファンが訪れたいスポットが幾つもあります。鬼太郎茶屋もその一つ。
茶屋の店内にはゲゲゲの鬼太郎に関するグッズが所狭しと並び、喫茶スペースが併設されています。
鬼太郎茶屋の周りの至る所に、ぬりかべや目玉の親父など、ゲゲゲの鬼太郎に出てくる妖怪たちが隠れています。屋根の上なんかも注意深く見上げてみると、意外な出会いがあるかもしれませんよ。
鬼太郎茶屋
住所
東京都調布市深大寺元町5-12-8
営業時間
10:00〜17:00
定休日
月曜日
6 深大寺水車館で歴史を学ぶ。
深大寺のエリアは湧水が豊富で、今もなお水が豊かに流れています。写真は調布市深大寺水車館。ここにはかつて地元の人々が共同で使っていた水車小屋があり、一度はなくなってしまったのですが、調布市内で最後に残っていた水車小屋を復元したものがこの建物です。
水車小屋の脇には当時の生活の様子を学べる展示室も併設されているので、深大寺の歴史を学んでみるのもいいでしょう。
ちなみに水車小屋にある臼は未だに現役。事前に予約すればそばの実を実際に挽くこともできます。
深大寺水車館
住所
調布市深大寺元町5-10-6
営業時間
4月〜10月 9:30〜17:00
11月〜翌年3月 9:30〜16:30
入場料
無料
7 神代水生植物園を散歩する
園内には湧き水が流れ込んでできた池や湿地帯が広がっていて、特に五月からの新緑豊かな季節は、ちょっとした尾瀬気分が味わえます。ここ神代水生植物園は神代植物園の分園ですが、入場料は無料。晴れた日には是非立ち寄りたいスポットです。
神代水生植物園の一番の見頃は花しょうぶが綺麗な六月。田植えされたばかりの稲もあり、のどかな時間が過ごせます。
水が豊かなので園内には白鷺や鴨といった鳥が多く生息しています。運が良ければ、園内でのびのびと過ごす鳥たちに出会えるかもしれません。
神代水生植物園
住所
調布市深大寺元町2丁目
営業時間
9:30~16:30 休業月曜、年末年始
入場料
無料
8 神代植物公園でリラックスする。
深大寺のすぐそばにある神代植物公園も見所の一つ。
園内には4800種、10万本、株の樹木が植えられています。元々は東京の街路樹を育てるための施設だったのですが、1961年に都内唯一の植物園として開園しました。
四月は桜、五月と十月はバラ、十一月は紅葉と、季節ごとに見所が変わるので、一年を通して楽しめますよ。
特にイベントのない季節の人の少ない時期に気ままに散歩してみるのも楽しみの一つ。木々と水の豊かな深大寺の空気を吸えば、日頃の疲れも消えて行くことでしょう。
東京都立神代植物公園
住所
東京都調布市深大寺元町5-31-10
営業時間
9:30~17:00 休業月曜(祝日の場合は翌日休)
入場料
入園料大人500円・中学生200円・65歳以上250円・小学生以下及び都内在住在学の中学生は無料。
9 神代植物公園で桜を楽しむ。
園内には60種、750本の桜が植えられています。広々としているので桜のシーズンも場所取りは都内の桜スポットの中でも比較的楽です。
大きな広場もありますし、テーブル付きのベンチもあるので、桜を眺めながらピクニックするのもいいですね。
園内には売店もあり、ドリンク類やお菓子、お酒を買うことができます。花見してたら、食べ物が足りなかったなんて時も、補充することができます。
写真は普通のソフトクリームですが、薔薇ソフトなんていう変わり種のアイスクリームもあります。
10 神代植物公園のバラフェスタを楽しむ
春バラ、秋バラのシーズンになるとバラフェスタが開かれます。神代植物公園のバラ園は世界バラ会連合優秀庭園賞を受賞したこともあるくらいの名園。約400品種・5,200株のばらが色鮮やかに咲き誇ります。
2018年の春バラフェスタの開催日は5月8日から5月31日、秋バラフェスタは10月10日から10月31まで開催されました。例年これくらいの時期に開催されます。
とにかくばら園はばら、ばら、ばらです。バラごとに名前と原産国名のプレートが付いているので、楽しみながらバラについて学ぶことができます。
写真は2018年の春ばらフェスタのもの。
写真目当ての方も多く、一眼レフを抱えた見物客でいっぱいです。
深大寺は何度行っても楽しめる
そばの名店が多く、季節によっても景色の変わる深大寺は何度行っても楽しめるスポットです。他にも三月三日、四日に開かれる元三代師大祭だるま市、十一月下旬から十二月上旬に渡って開かれる深大寺そば祭りなど、イベントが目白押し。行くたびに新たな発見があるので、初めての方はもちろん、一度行ったことがある方も足を運んでみるといいと思います。
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