箱根登山鉄道や箱根登山バス(指定区間内)、ケーブルカーやロープウェイなど、8つの乗り物が乗り放題の箱根フリーパス。実際にどれくらいお得なのか実際に旅行をして検証したいと思います!

箱根フリーパスの価格

箱根フリーパスは二日間もしくは三日間有効タイプがあります。

新宿駅から
2日間おとな 5,700円
2日間こども 1,500円
3日間おとな 6,100円
3日間こども 1,750円
小田原駅から
2日間おとな 4,600円
2日間こども 1,000円
3日間おとな 5,000円
3日間こども 1,250円

新宿駅からの価格は上記の通り。以前はもう少し安かったのですが2019年に価格が改定されて上記の価格となりました。

今回購入したのは出発駅が新宿、二日間有効のタイプのもの。

新宿から芦ノ湖までいき、新宿に帰ってくるコースでいくらお得になるか検証したいと思います。

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新宿駅から使ってみる

箱根フリーパスには小田急線区間の発駅から小田原までの往復の切符が含まれます。

ロマンスカーで出発しますが、残念ながら箱根フリーパスには特急券は含まれていないので、別に特急券を購入する必要があります。

小田原に到着しました。新宿から小田原までの運賃は880円です。

ここまでの合計運賃 880円(ただし特急券を除く)

小田原で新鮮な海の幸をいただいたら、旅の再開です。

小田原からは箱根登山電車へと乗り換えます。

途中の駅、風祭で途中下車しました。途中下車できるのも箱根フリーパスの利点ですね。小田原から風祭までの運賃は190円です。

ここまでの合計運賃 1070円

風祭駅徒歩30秒くらいの鈴廣蒲鉾に立ち寄りました。

施設内は所狭しと神奈川の名産品、鈴廣の蒲鉾やちくわなどの商品が並んでいますが、目的は箱根の地ビール。店内でも飲めますし、様々な種類の瓶ビールが購入できます。

箱根湯本に到着

箱根湯本に到着しました。風祭から箱根湯本までは運賃130円

ここまでの合計運賃 1200円

箱根湯本で箱根登山鉄道を乗り継いで強羅に向かいます。

箱根湯本から強羅まで400円

強羅から5kmほどの仙石原にあるホテルで一泊します。強羅駅からホテルまではバス移動になりますが、観光施設めぐりバスや箱根登山バスもフリーパスで利用可能です。ホテルまでは420円かかりました。往復で840円です。

ここまでの合計運賃 2440円

そしてその翌日、強羅駅からは箱根登山ケーブルカーで山を登るとしましょう。

強羅から早雲山まで運賃420円

ここまでの合計運賃 2860円

早雲山からは箱根ロープウェイでの移動になります。ロープウェイの運賃はなかなか高価格。ここから箱根フリーパスの本領が発揮できそうです。

ロープウェイから煙が吹き出る大涌谷が見えてきました。

大涌谷、旅も佳境に

早雲山から大涌谷までは運賃840円

標高も1000m越えと箱根の旅も佳境に入ってきました。

ここまでの合計運賃 3700円

大涌谷で名物の黒玉子(500円)を購入したら、ロープウェイを乗り継いで、大涌谷から桃源台(芦ノ湖)へと向かいます。

この旅の最終目的地、芦ノ湖に到着しました。大涌谷から桃源台までの運賃は1050円です

ここまでの合計運賃 4750円

桃源台の駅にある「桃源台ビューレストラン」でビールとソーセージを食べました。実はこのレストランで箱根フリーパスを提示すると5%割引になります。

そして箱根フリーパスで最大のお得感のある海賊船!そう海賊船の運賃もフリーパスに含まれるのです!芦ノ湖の周遊で1840円です。

ここまでの合計運賃 6590円

写真は芦ノ湖周辺に住む猫さん。芦ノ湖周辺にはのどかな時間が広がっています。

芦ノ湖を海賊船でぐるりと周り、桃源台に帰ってきました。桃源台から箱根湯本駅まで箱根登山バスで乗り継ぎなしで帰ります。運賃は1050円です。

ここまでの合計運賃 7640円

バスで箱根湯本駅まで帰ってきました。

箱根湯本から小田原まで310円。小田原で一杯飲んでからロマンスカーに乗って新宿に帰ります。

ロマンスカー、後ろ向きですが展望席に座れました。

さてさて、一泊二日かけて新宿から箱根の芦ノ湖までぐるりと旅をしてきましたが、最終運賃はいくらになるでしょうか!結果発表です!

最終合計運賃は……!

8830円!

今回購入した箱根フリーパスの価格は5700円なので3130円お得です!

おお、これはかなりお得ですね。

これは一例ですが、フリーパスをフル活用すれば大概はお得になると思いますね。あともう一つ大きな利点があって、それは交通費の心配をする必要がないこと。こまめに乗り継いでも込み込み価格なので、かなり気分に余裕を持って旅することができました。

他にも御殿場アウトレットや三島などにもバスで行くことができるので、旅程次第ではさらにお得になります。箱根を電車やバスで旅する場合はマストといっていいでしょう!かなりおすすめです!

箱根フリーパスが買える場所

ちなみに箱根フリーパスは、小田急線各駅窓口・小田急トラベル・主な旅行代理店、相模鉄道線各駅(ただし、海老名駅・湘南台駅を除く)、西武鉄道線各駅(ただし、池袋駅・小竹向原駅・新桜台駅・西武新宿駅・多摩川線各駅除く)などで発売しており、ご利用当日は、自動券売機でも購入できます。

さらにセブン-イレブン店頭にあるマルチコピー機と、チケット販売サイト「セブンチケット」で2018年11月1日から「箱根フリーパス(新宿発)」の取り扱いが開始されました。購入方法が複数あるのは便利ですね!

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