そうめんは普段、揖保乃糸ばかり食べているのですが、ちょっと違うそうめんをってことで、小豆島のそうめん、島の光買ってきました。実は島の光はまだ人生で一度も食べたことがありません。どういうそうめんか少し調べてみました。
瀬戸内・小豆島に手延素麺づくりの技が伝えられたのは、約四百年前と言われています。
以来、私達小豆島の職人は頑(かたく)ななまでに、素材と製法を守り続けています。
組合推奨の小麦、瀬戸内海の塩、国内で唯一かどや製油のゴマ油を100%使用しており、酸化を抑え味と品質を保っています。
そして寒期に空気の澄んだ瀬戸内の寒風が吹き寄せる中での天日干し。
まさに白き麺の逸品、小豆島手延素麺をご賞味下さい。
出典:小豆島手延素麺協同組合
更に色々なブログやレビューを読むと、島の光が一番だと推す声も複数あるくらいファンの多いそうめんです。400年以上もの伝統あるそうめんですからね。楽しみです。
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揖保乃糸の特級と並べてみました。右が島の光、左が揖保乃糸です。
こう見ると若干ですが、右の島の光の方がやや太いという印象。
これは一緒に食べ比べて見るのが、一番違いが分かるというもの。というわけで……
別々の鍋で茹でて、食べ比べてみましょう!
左が島の光、右が揖保乃糸です。
まずは揖保乃糸から。普段は赤帯の上級品を食べているのですが、たまに奮発して黒帯を買うことあるので、かなり食べ慣れているそうめんです。
揖保乃糸の特徴はつるりとした細麺で、喉越しがいいところ。特に特級は、普通の赤帯の上級よりも細くて、更にしなやかな点が本当に特級。やっぱり美味しいですねー
続いて、島の光です。
おお!全然違う!
揖保乃糸と食感が全然違う。なんていうか、コシがあるというか、弾力があるというか。これは、うまい!
もう一度、揖保乃糸に戻って食べて見ると、両者の違いがより鮮明に。揖保乃糸は細く、つるりとしなやか。島の光は麺はやや太で、モチモチとした食感。
どちらが美味しいかと聞かれれば……これ非常に難しい。両者とも秀でた点があるので単純に比べることはできません。ただ、子供の頃から続いてきた揖保乃糸長期政権が揺らいでいるのは事実です。
それくらい島の光は衝撃でした。
個人的には揖保乃糸をずっと食べ続けてきて、まぁそうめんって言ったら揖保乃糸だよねと、選択肢は一択だったのですが、島の光を食べたことでその気持ちが揺らいでいる……
これからは揖保乃糸だけじゃなく、色々な地域のそうめんを食べてみよう。日本の食文化の層の厚さを知りました。島の光、衝撃的な食感。美味しいです。
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