東京、東中野にある1956年創業の老舗街中華屋、十番。今も開店と同時に満席となる人気店です。一見の客というよりも、地元客や常連で賑わっているという印象で、地元に愛されている店というのは優良な店だと言ってほぼ間違いありません。

どういう店かというと、danchuに取り上げられた際には、「ラーメンも餃子もうまい店」として紹介されています。そしてその名の通り、十番はラーメンも餃子も人気の店なのです。

あっ余談ですが、明大中野時代の若貴も通っていたという逸話も残っています。こうした逸話も歴史を感じさせますね。

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店内はカウンター席と四人まで座れるテーブル席が五つほど。

店内にはスピードが表紙の東京ウォーカーの切り抜きが。20年くらい前に特集されたんですね。若貴のエピソードもそうですが、老舗ならではの時間の流れを感じます。

瓶ビールはキリンラガービールですね。他にお酒類は老酒や日本酒があります。

ほとんどの客が注文する餃子。というかいつ行っても全員頼んでいるくらいの印象なので注文率100%かもしれません。

シンプルな餃子ながらうま味が詰まっていて、餃子好きならまず不満に思う人はいないはずです。

 

そして不動の人気ナンバーワン、タンメン。かなり熱々で写真が熱気で曇ってしまいました。

淡白ながらうま味がよく出ている塩味のスープ、たっぷりの野菜と豚肉。そしてコシのある中太麺。私の求めるタンメンの条件が一杯の椀の中に全て詰まっています。

プラス50円で卵入りにすることもできます。

他にもプラス190円でチャーシューを足すこともできるようですね。

塩味のタンメン以外にも醤油味のラーメンも美味しいです。

写真はチャーシューメン。厚切りのチャーシュがどんと四枚乗っていて、食べ応えがあります。チャーシューは厚みがあるものの柔らかく、まさに王道の味。

十番のすごいところは、味噌ダレのジャージャーメン、一見広東麺のようなのですが、トロッとしたピリ辛の餡のかかったサーティーメンなどなど、どれを頼んでも食べる人を思わず唸らせるような逸品揃いの点。

ラーメンも500円からと、昨今のラーメン高騰問題に一石を投じる価格設定です。

地元客に愛されるのもわかります。私も十番のような中華屋が近所にあったら毎週のように通ってしまうでしょう。

十番

住所
東京都中野区東中野3-7-26
JR中央線東中野駅から徒歩2分程
営業時間
11:30~14:00
17:00~20:30
定休日
水曜、第2・第4木曜